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DR650S-1CHドラレコ熱対策

愛用していたドライブレコーダDR400G-HD2が3年目にしてご臨終.
私の車にはパーキングモード電源ユニットPower Magic Proも装着しているので,本体だけが交換できる事を前提に探したところ,同じメーカでWiFi対応の製品があることを知りました.
早速,電源コネクタや電源容量の互換性を確認したところ問題無いとの回答をいただいたので,DR650GW-1CHを選択.
しかし新製品DR650S-1CHに変わったということで早速こちらを購入しました.

DR650S-1CHの動作温度範囲は-20~+60℃です.
車載用としては少し上限が低すぎるような気がしますが,昇天したDR400G-HD2も動作中はかなりの高温になっていたので,高温での動作(Power Magic Proとの組み合わせによる長時間のパーキングモード)が故障の原因だったのかもしれません.
販売店のサイトでは,パーキングモードを使用する際は日除けが必須,未対策が原因で故障した場合は無償修理対象外と明記しています.
また,同時に日除けの実装例を写真で紹介していますが,アルミ箔が貼られているようなのでGPS受信機能は劣化するはずです.
私は写真を参考にしてアルミ箔と発泡スチロールのシートを貼ってみましたが,見事にGPS電波は遮断されました.
写真を良く見ると一部が黒くなっています.
おそらくGPS受信部分をくりぬいているのでしょう.
目的をかなえるためには,写真を良く見て微妙な工夫が必要のようです.

さて,このドラレコに必要なのは本体の放熱と日除け対策です.
試行錯誤しながら,とりあえず納得が出来るものに仕上がったので公開します.

●本体の放熱

 動作中の発熱を拡散することを目的とします.
 Power Magic Proによる長時間のパーキングモードでの使用を考えたのですが,どうやら私の環境(神奈川県)では長寿命を実現するためには,使い方にに工夫が必要のようです.(後述)
 いずれにしても本体の放熱は重要なので,取り付けることにしました.

 放熱器は,タミヤのOP-664 TT-01と,OP-1571 TT-02を組み合わせます.
00使用したフィン 
 このフィンはモータ冷却用です.
 寸法図が無いためダメ元で購入しましたが,実際には驚くほどフィットします.
 無加工のフィンをDR650S-1CHに装着すると下の写真のようになります.
 あつらえたような感じですよね.まるで純正オプションパーツのようです.
01無加工でヒートシンクを取り付ける  フィットしている

 実測で,DR650S-1CHの胴径は36mmφ,フィンは約35.2mmφでした.
 また,これらのフィンを合わせると長さもぴったりで,邪魔になる部分がほとんどありません.
 ただし,DR650S-1CHには上部と下部にある2列の通風孔のうち,下部の1列がふさがってしまいます.
02上部通風口を避ける03下部通風口が1列分ふさがる
 
 通風孔はなるべく開けたままにしておきたいし,さらに正面のロゴの一部が隠れるのも気になってきます.
 簡単そうなので少しだけ手を加えることにしました.
04正面もかっこわるい  ロゴが隠れる

 まず通風孔やロゴが隠れる部分のフィンの一部を切除します.
 次に,フィンの隙間の一部を切り抜いてDR650S-1CHのインジケータとスピーカが隠れないようにします.
 重要なのは,内側にバリを残さない事です
 私は仕上げにタミヤのフィニッシングペーパーで磨きました.
05フィンを加工  加工部

 フィンは全体が水色なので見栄えがしません.
 いかにも模型パーツという感じです.
 そこで,羽根以外の部分はつや消しの黒で塗装しました.
 内面や全体を塗装すると放熱効果が落ちる気がしたので一部だけ塗装したというのも理由のひとつです.
06マスキングして塗装07フィン完成

 加工後,DR650S-1CHに装着すると,一部を除いて通風孔が開口するようになりました.
08下部通風口は一部を除いてふさがらない   下部通風孔

 フィンのエッジを合わせると羽根の位置が微妙にずれます.
 双方のフィンの羽の間隔が微妙に異なっているからかも知れませんが,見た目,全く気になりません.
 気にならないことは気にしません.
09通風口に合わせると羽根の位置は揃わない  羽の位置のズレ

 ロゴも見えるようになりましたが,少し削りすぎました.
 斜めから見ると,まさに純正オプション部品です.
10正面のロゴも見える11斜めから見る

 背面のインジケータとスピーカは,羽根の隙間から見えるようにしました.
 通風孔とインジケータ・スピーカの邪魔にならない様にフィンをずらします.
 実車で動作させてみましたが,音量に問題はありませんでした.
12背面のインジケータとスピーカも隠れない  1.2φのドリルと平・丸やすりで加工

 工具さえあれば,意外と簡単に完成します.
 写真は完成したばかりなのでちょっとゴミっぽいですが,充分に満足できる仕上がりでした.
13完成   結構かっこいい


●日除け対策

 最初は販売店の写真を参考に台所用の遮熱材を使いましたが,販売店からアルミ箔がGPSの電波を遮断するとの指摘を受けたため,遮熱フィルムに変更しました.
 実際,台所用の遮熱材を使ったときはGPSを受信できませんでした.
 使用した遮熱フィルムは,下の写真(ヤック(株)製DF204)です.
20断熱フィルム ヤック(株)製DF204

 IRカット率58%ラライトスモークフィルムです.
 あまり関係ありませんがUVカット率は98%と書いてあります.
 20cm幅で6mもあります.
 かなり余ってしまいました.

 可視光をある程度通すので,見た目では遮熱効果は信じがたいです.
 そこで,サンプルを作ってできる限りの効果測定をしました.

 下の写真の様に,段ボールにフィルムを傾斜を付けて固定します.
 フィルムの半分は二重にしました.
 ダンボールの下は風通し用のスペースを空けて,真夏の炎天下に晒します.
 しばらく放置して,直接日に当たっている部分とフォルムを通した部分との温度差を計測します.
21断熱フィルム実験122段ボールの下

 2016年8月7日12時,快晴です.
 10分ほど太陽光に晒したところで,サーモカメラを使って段ボール表面を撮影しました.
 あとで気づいたのですが,この画面はどうやら太陽光の反射が含まれているようです.
23真夏(8月7日12時)2016年8月7日12時,快晴

サーモカメラによる温度分布
25温度解析24-可視写真
 

 4箇所のエリアを指定して,温度を解析したところ,次のようになりました.

 場所   最高  最小  平均
 何も無し  50.0℃ 47.0℃ 49.0℃
 一枚   48.2℃ 45.0℃ 46.1℃
 二重   45.3℃ 41.9℃ 42.8℃

 平均値で比較すると,フィルム一枚のときは2.9℃,二重のときは6.2℃の減少になりました.

 車に貼り付ける部分は,運転席から見ればルームミラーの影周辺なので,可視性はそれほど重要ではありません.
 そこで,製品版は更なる効果を期待してフィルムを三重にししました.
 注1:販売するわけじゃ無いけど
 注2:実際に貼り付けるとき,切り抜き部分のサイズが足りなかったため,現場で写真よりも切り込んでいます
26三重フィルム完成品

 比較のために,最初に使用したアルミ箔の日除けシートとともに並べ,炎天下に10分放置して温度を解析しました.
27温度試験 

 今度は,太陽の反射を防ぐために計測直前に全体を日陰にして撮影しました.
 28温度解析結果28可視写真

 場所     最高  最小  平均
①三重フィルム 38.5℃ 36.3℃ 37.4℃
②アルミ日除け 34.7℃ 33.3℃ 33.9℃
③何も無し   42.7℃ 39.9℃ 41.9℃
 
 平均で4.5℃の温度差が観測されました.
 二重のときよりも少ない値ですが,太陽の直接反射の有無による差だと思います.
 アルミ箔付き日除けは8.0℃の温度差があり効果覿面ですがますが,これを使うとGPS機能を劣化,もしくは犠牲にする事になります.
 この結果が実際の車内でどの程度の効果を生むかはわかりませんが,少なくとも日除け限れば,少なからず期待できることがわかりました.

 以上で,とりあえず熱対策完了です.

●車への装着

 この時期,炎天下で放置した車内の温度は70℃前後になります.
 すでにDR650S-1CHの最高動作温度を超えています.
 いくら日除けしても車内の温度以下になることはありません.
 言い換えれば,この環境では仕様上パーキングモードは使えないのですが実際には動作します.
 昇天したDR400G-HD2は日除け対策なしでPower Magic Proによる長時間のパーキングモードで酷使されましたが,3年間持ちました.
 仕様範囲を超えても直ぐに故障するのでは無く,寿命が短くなるという事かも知れません.

 本来,日本国内で炎天下のパーキングモードを使うためには,本体の最高動作温度が少なくとも70℃以上は必要だと思います.
 この製品は韓国製なので,気象条件は日本とあまり変わらないと思います.
 一般的な車載用と言われる電子部品の最大動作温度は大概125℃です.
 パーキングモードがあるのだから,そのような部品を使ってほしいものです.

 さて,ぶつぶつ文句を言いながら,ようやく車に装着しました.
 素人なので気泡は仕方がありません.こんなものは見て見ぬふりです.
 GPSも正常に動作するようになりました.
29装着30社外から見た感じ

 音声録音のON/OFFがワンタッチで出来るのは良いと思います.
 記録したくない会話があったりするので...
 あと,ダッシュボードの反射がフロントグラスに映りこみます.
 偏光フィルムで低減できるかもしれません.
 これについては後日報告します.
31映り込み

 しかし,,リアル画像って,見てどうするのかなぁ...
 調整用ですかね.

 ところで,故障したDR400G-HD2を分解したところ,バッテリーがパンクしているようです.
 バッテリーは保守部品として販売しているので,早速手配しました.
 これで直れば,後のウィンドウに付けてバックレコーダーとして使おうかと思っています.

 この車,乗るのはほとんど息子なんですけどね.

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